インドネシアってどんなところ?
最初にインドネシアへ赴任したのは、まだ若くてエネルギッシュだった(?)27歳の頃です。時は、1986年1月22日。成田から7時間半掛けて首都の「ジャカルタ」へ着きました。まず、鼻をついたのが「丁子」の臭いです。これは、あとでわかったのですがサーファーで昔人気があったタバコ「グダンガラム」の臭いです。なんともいえないあま~い臭いで、現地の人はほとんどがこの丁子入りのタバコを吸っていました。火をつけるとパチパチと花火のような音がして一見危ないのですが、慣れると風情がありました。私も一時期「グダンガラム」や「ジャルム」といったタバコを愛飲してました。年間を通じて平均気温が32度位で、今の日本の夏よりはずっと過ごし易かったと思います。まず、街へ入ってびっくりしたのが車の量の多さ。でも「ミクロレット」という乗り合いタクシーは、人を乗せる部分がなんと高価な「チーク材」の無垢。「バジャイ」という日本のミゼットの様な乗り物は、手軽なタクシーで全て運賃は交渉次第。また、最近では、みられなくなった人を前に乗せて走る輪タクは、「べチャ」といいます。この一月の時期は、雨季「10月~4月位」で、道のいたるところは渋滞してました。自宅から会社まで通常30分の道のりが渋滞で信号が止まりまた、誘導の警察官がけっこういい加減(?)の為に、半日を費やした事もある位でした。
さて、何故インドネシアの紹介をしようかと思い立った理由は、最近御前崎市にもインドネシアから企業研修で来ている若い人達がすごく多くなりました。また、御前崎に限らず漁船に乗っている乗組員の若い子達は、ほとんどがインドネシア人です。私も私の妻もこのインドネシア人の研修生の生活や日本語を教える「地域指導員」をしています。おとなしくて温和なインドネシアの子達に頑張ってもらいたいのです。というわけで、少しずつ紹介していきたいなと思っています。
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