インドネシア語でTukangは職人の事をいいますが、Tukang〇〇で色々な人になります。まずは、Tukang-bensin=ガソリン売り。(トゥカン-ベンシン)これは、赴任間もない頃、同僚と乗っていた車がいきなりエンスト。普通に考えればガソリンを確認していればいいのだけれど。その時、同僚がとった行動が想像と全く違うものでした。数分車から離れ戻ってきた時には、バケツをかついだおっさんと一緒でした。なんとそのバケツには、ガソリンが入っていたのです。それを何事も無かったようにすぅ~と入れお金をもらって立ち去ったのです。なんと便利な事か。でも冷静に考えると危なくて日本では考えられない事。もちろん、通常のスタンドよりもかなり割高だったと思います。
次に毎日のように自宅に来ていた Tukang-sayur(トゥカン-サユール)。これは、野菜を売るおじさん。だいたい、マーケットや市場に行かなくてもほとんど毎日家に来てくれる便利な野菜売り。妻が後に語っておりましたが、ついに彼の名前は知らなかった様です。でもとても便利だと。
あと、Tukang-buah(トゥカン-ブアッ)。これは、果物を売るおじさん。雨季にでまわる高いものはあまり持っていなかったようですが、スイカ・パパイア・メロン・ランブータンなどは、持ってきていた様です。
もうひとつ。Tukang-cukur(トゥカン-チュクール)。cukurは、剃るという意味なので、床屋になります。
最初に床屋へ行った時には、頭を水で洗われたのと、あまり切れ味の良くない剃刀で顔をジョリジョリとされたのが、かなり印象的でした。でも、その後、スラバヤに住んでいた頃に行った「多分美容院」では、クリンバスという頭のマッサージにはまりました