ジャカルタで緊急事態 続編 1988年9月

     緊急の一時帰国

 やっとの思いでチェンカレン空港へ

 荷物はかなり少なめにしていたと思います。
 何故なら私は、まだギブスが取れたばかりで松葉杖に頼り
 妻は娘をだっこ。上の2人息子もまだ5歳と3歳。

 にいちゃん達も状況を理解してくれてよく言う事を聞いてくれました。

 当日は空港がかなり空いていたので比較的楽にチェックインが終わり、
 イミグレーションへと行きました。
 ここも家の家族以外は並ぶ人もなくすぐに抜けられると思いきや

 暇そうな担当官に当たったのが間違いでした。

 よくある話ですが、パスポートを見ながら
 「どこで仕事してるの?」「どんな仕事?」など
 お決まりのフルコース質問が始まりました。
 直接チップなどの要求はしないのですが、もはやその顔は・・・

 それまで私は一度も要求に応じた事はなくいつも跳ね返していました。

 この日はそれでなくても緊急事態。ましてや自分の身体も万全ではなく、
 そのうちにこちらもかなり頭にきたのです。

 そこで大声で一言「私が何か間違いをしていますか?」
 実際にはもっときつい言い方だったかな。

 そうすると回りの担当官数人がこちらのブースに集まり、
 なんと全ての人が私の味方(?)になってくれ
 そのねちねち言い放っていた彼を一蹴してくれました。

 そこからは、エレベーターへどうぞだの、身体は大丈夫ですかだの
 心遣いの心地よい「あらし」でした。
 
 なんとか当日のガルーダに飛び乗り翌土曜日の早朝成田に到着。

 妻は、速攻で静岡の病院へ娘と一緒に行ってもらいました。
 私は、荷物と子供2人を連れ杖を突きながら昼過ぎに静岡へ到着。

 この時には、すでに病院で診てもらい、疑いのあった病気は
 自然治癒可能で経過を見たいから数ヶ月残る様にと言われました。

 この時は、自分達を守ってくれている人達にただただ感謝(ほっ)でしたニコニコ



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